回復観察ログ #03 | 方程式の更新① |検査と再燃

回復観察ログ #03 | 方程式の更新① |検査と再燃

回復の過程に入ったかもしれない。
そう感じ始めていた頃、酒さの軽い再燃が起きた。

想定外の出来事だったが、
今回の反応から新しい仮説が見えてきた。

2月中旬から下旬にかけての記録。


1|検査を受けた

酒さを発症してからの1年間、
私はずっとひとつの疑問を考えていた。

なぜ、これまで使っていた化粧品に
反応するようになったのか。

わたしはひとつの前提を置いていた。

”基礎化粧品を使わなければ、酒さの症状は出ない”

だから今回の赤みは、想定外だった。



2025年1月から、酒さの症状に悩んでいた。
私の酒さは紅斑毛細血管拡張型で、
有効な薬は基本的にないと言われた。

症状の体感は、
顔全体が火傷をしたような感覚だった。

少しでも症状の軽減になることを期待して、
塗り薬や内服薬をいくつか試した。

しかし、効果はほとんど感じられなかった。

自分でも思いつく限り原因の除去を行ったが、
症状の出現を繰り返していた。

ある時、基礎化粧品をすべてやめた。
保湿はワセリンのみに変更し、
洗顔もシンプルにした。

2025年5月を境に、
酒さの強い炎症は起こらなくなった。

ケアを極力シンプルにすることで、
肌の回復が促されると期待していた。
しかし、
慢性的な肌の炎症や肌荒れは続いていた。

今、化粧品を再開することは、
以前のような強い炎症を起こすリスクがある。



ある日の会話から、10年前の出来事を思い出した。

私は原因不明の体調不良に悩んでいた。
病院で検査をしても原因は分からない。
漢方薬を試したが、何も変化はなかった。

体調不良が起こる前の状況を振り返ると、
3ヶ月ほど前から食生活に変化があったことに気づいた。

ある食品を食べる量が増えていた。

材料の何かが体調に影響しているのかもしれない。
そう考え、思いつくものはすべてやめた。

小麦、乳製品、白砂糖。

しばらくすると、
悩んでいた症状は消え、元の調子を取り戻した。



思い返すと、
酒さを発症する半年ほど前から食生活が大きく変わっていた。

以前の食生活に戻せば、
肌荒れも落ち着く可能性がある。

ただ、疑問が残った。

なぜ体質が変わったのか。
以前の反応は体調だったが、今は肌に現れている。
その違いは何なのか。


肌の回復のためには、食事を管理する必要がある。
周囲の協力も必要になる。

肌荒れはつらかった。
精神的にも限界を感じていた。

体の中で起こっている現象を探る手段の一つとして、
次の検査を受けることにした。

FITパネル+腸管バリアパネルGBP

遅延型フードアレルギーとリーキーガットの状態
を調べる検査である。

検査結果が出るまでには、3〜4週間かかる。

腸のバリア機能が低下している可能性を考え、
結果を待たずに食事を調整することにした。

まず小麦をやめ、白砂糖と発酵食品を控えた。

また、医師からは
皮膚に慢性的な炎症がある人は、
ナス科を避けることを推奨された。

現時点でナス科による直接的な影響は実感していない。
ただ、刺激を減らす観点から積極的には摂らないことにした。

私は、肌の観察記録を始めることにした。


2|軽い酒さ症状が出た

食事を変えてしばらくすると、
長く続いていた肌の赤みが
少しずつ薄くなってきたことに気づいた。

その後、顔全体で皮剥けが見られるようになった。

赤みの軽減と皮剥けの流れから、
肌の回復が進んでいる可能性を感じていた。

その矢先だった。

ある朝、酒さの軽い再燃が起きた。

これまでにも赤みが出ることはあった。
ただ、ここ数ヶ月の「揺れ」とは性質が違っていた。

体感としては、皮膚の奥で
普段より強い炎症が起きているような状態だった。

過去の強い炎症と比べれば、症状はかなり軽い。
それでも、明らかにこれまでの揺れとは違う反応だった。

(揺れが続いていた数ヶ月間の肌状態)
・顔の中心をメインに、広い範囲で赤みが見られる
・額、頬、目の下に小さな赤い点状のぶつぶつを繰り返す
・触れるとざらつきがある
・仕事中、室温やマスク、会話などで容易にほてりが出る
・肌の調子が常に良くないと感じる状態

今回の反応が出る直前の肌状態)
・顔の中心に面で見られていた淡い赤みが軽減
・朝には赤みが消失している日もあった
・顔全体の皮剥けは増えていた
・ざらつきは残り、見た目や感触のなめらかさはない
・仕事中のほてりは以前より軽減していた

(今回の反応)
・広い範囲で赤みが出現
・特に額と眉周囲の赤みが強く、眉間〜目の間〜両頬にかけて連続
・額と眉周囲にかゆみ
・顔全体の皮剥け増加、ざらつきの悪化
・仕事中のほてりやすさが明らかに増強

反応1日目は、夜にかけてさらに赤みが強くなった。

2日目以降は赤みの軽減が見られたものの、
症状は5日以上持続した。

赤みの強さとしては、
1年前の酒さ発症初期ほどではない。


回復の過程に入ったかもしれない。
そう感じていた矢先の出来事だった。

「基礎化粧品を使わなければ、酒さの症状は出ない」

そう考えていた前提が崩れた。


冷静に経過を観察してはいるものの、
やはり肌が荒れること自体はつらい。

仕組みを理解しようとしていても、
鏡に映る赤みを前にすると、気持ちは揺れる。

それでも今回の反応は、
ここ数ヶ月続いていた肌状態と同じではないことも感じていた。


この出来事によって、新しい仮説が浮かび上がってきた。

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